Preventive medicine
予防医療
当院では、病気や伝染病・寄生虫等にかかってから治療するのではなく、病気にならないように健康であるための予防医療をお勧めしています。
病気の早期発見のための健康診断
病気にならないようにするための予防接種など
健康診断
血液検査もわんにゃんドックも1年中実施可能ですが、春と秋にキャンペーンを実施しています。
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わんちゃんはフィラリア検査と同時に、猫ちゃんはフィラリアに関係なく検査ができます。
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病気にならないようにするための予防接種など
・基本コース
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健康診断のための基本的な検査です。
身体検査
血液検査(全血球検査・生化学10項目・電解質)
レントゲン検査(胸腹部)
超音波検査(腹部全体)
尿検査・糞便検査
・しっかりコース
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基本コースに心臓を詳しく診るための検査が追加されます。
心臓に雑音があるなど、心臓病が疑われる場合に適した検査です。
基本コースに加え、心臓超音波検査・心電図検査を行います。
予防医療
伝染病予防接種
狂犬病ワクチン
フィラリア症の予防
ノミ・マダニの予防
伝染病予防接種について
初めて予防接種をする場合、犬は、生後6~9週齢から始めて、4週間おきに2~3回接種します。その子の年齢や生活環境に応じて回数を決めます。
猫は、4週おきに2回接種します。
その後は、犬も猫も1年おきに1回の追加接種を行います。
- 犬 -
5種混合ワクチン
ジステンパーウイルス感染症
犬伝染性喉頭気管支炎
パラインフルエンザ感染症
パルボウイルス感染症
6種混合ワクチン
ジステンパーウイルス感染症
犬伝染性肝炎
犬伝染性喉頭気管支炎
パラインフルエンザ感染症
パルボウイルス感染症
コロナウイルス感染症
8種混合ワクチン
上記の6種に加え、レプトスピラ感染症(カニコーラ、コペンハーゲニー)
※レプトスピラ感染症は人獣共通感染症(人にも犬にも感染する)です。
- 猫 -
3種混合ワクチン
猫ウイルス性鼻気管支炎
猫カリシウイルス感染症
汎白血球減少症
5種混合ワクチン
上記の3種に加え、猫白血病ウイルス・クラミジア
フィラリア症について
- 犬 -
フィラリアという細い虫が犬の心臓や血管に寄生することによって起こる病気で、咳をしたり、おなかに水が溜まったりするのが主な症状です。ひどい場合には死に至る病気です。
蚊が媒介する病気なので、蚊がいる季節にしっかりお薬を飲むことで、予防することができます。
予防期間は、地域によって違います。感染時期に入って1ヶ月後~感染時期が終わって1ヶ月後までお薬が必要で、当院の地域では、5月~12月が予防期間です。
- 猫・フェレット -
気を付けたいのが、フィラリアは犬フィラリア症という犬の病気ですが、猫やフェレットも感染します。どちらも犬に比べると感染確率は低いですが、犬と違って少数寄生でも重い症状を引き起こします。
猫は首に垂らすタイプのお薬で、ノミや回虫・耳ダニと一緒に予防できるお薬です。
フェレットは猫と同じ首に垂らすタイプと飲み薬を扱っています。
狂犬病ワクチンについて
狂犬病は犬だけでなく、人やほかの動物にも感染する病気で、発症するとほぼ100%死に至ります。現在、日本では発生していませんが、世界中で発生がある病気で、いつ日本に入ってきてもおかしくないと言われています。
狂犬病予防法という法律で生後91日以上の犬は市への登録と1年に1回の予防接種が義務付けられています。
ノミ・マダニについて
ノミやマダニは庭先の直射日光が当たらないところや草むらなどにいます。近くを通りかかった時に身体に飛び乗り、寄生します。栄養源は動物の血液で、吸血されると貧血や痒みの原因になります。
また、寄生虫や病原体を媒介するため、感染症にかかることもあります。
4月~11月頃がノミ・マダニの活動が活発になる時期です。ただし、東村山周辺は八国山や北山公園、狭山公園があり、畑も多いので、一年中発生が認められていますので、散歩の頻度や距離、行動範囲によっては一年中の予防をおすすめします。
当院では、首に垂らすタイプとおやつのように食べるタイプがあります。食べるタイプはフィラリアやおなかの虫など寄生虫をトータルケアできるタイプもあります。